ヒトはいかにしてカミになるのか(12)

阿蘇市一の宮町 国造神社の「手野の大杉」が語る
樹木はいかにして神木になるのか-神は死なず(5)

そこに「神」は死なずと、わたしが話している理由があるのですから…。

この「死」を求めていない方とならば、わたしはお話をすることができます。
永遠を打ち破り超越していくものを、あなたがたは「不死」と呼んでいるようですが、そうではありません。
それを知る方たちとであれば、わたしはこうしてお話をすることが、いまもできるのです。

「神」あるこの国であることの意味を知るものたちが、野山には多く存在をしています。
それを、不滅や不死という言葉で表現するのは、あまりにも簡単すぎるでしょう。

「神」は死なず、わたし、手野の大杉も死にませんでした。
それが、なにかの存在をあらわしているのだとすれば、わたしがいまもここに居る理由がわかっていただけることでしょう。
(次回につづく)

2023.8.7記