(72)世界経済のルールが変わる時代

チャイナとブラジルがそれぞれの通貨で貿易をはじめたり、フランスの大統領が、アメリカのドルの時代の終わりを示唆するような発言をしたり、世界の銀行システムが揺るぎつつあるのが実感できる情報が数多く出はじめました。この先の世界経済は、どちらの方向に向かうのか。悪い情報を知りたいなら、ダークマネーのシールを頭に貼って検討することですが、良い未来を考えるなら、このライトマネーのシールを貼ってみてください。そして、マネーの歴史を改めて調べてみることです。アメリカが第二次世界大戦後に、世界中から金を集め、ドルと現物の金が交換できた時代、1オンスの金は35ドルでした。現在は、いくらでしょう。ニクソン大統領の時代に、ドルと金は切り離されましたが、ドルの価値を維持するために、中東産油国から石油取引はドルでするという合意を取り付けて、ペトロダラーという名の決済通貨となったのですが、それも終わろうとしています。銀行や企業が危ないだけではない時代が、この2023年からはじまっています。その先のマネーに光の部分があるとしたら、この波動シールが、インスピレーションを与えてくれるはずです。日本の円はドルと運命を共にするのでしょうか。知るべき時です。

 

二千二十三年 四月十七日 積 哲夫 記