シンロジー・ラボの「波動のおはなし」13

波動各論:6種の波動キット<呪>その3

<呪>の3回目です。今回は家系ではなく、じぶんのたましいが過去に積んできた経験のために、強い<気・念・呪>の波動をだせる人たちがいるのでそのおはなしをします。

<気・念・呪>は宗教や武術の修行、日本では特に修験道(しゅげんどう)や密教(みっきょう)で体系的に訓練されてきた波動です。修験道は山伏(やまぶし)さん、密教はお坊さんの修業ですね。
中国の道教(どうきょう)やインドのヨーガも、これらのエネルギーをコントロールする技術を身につけるものでした。

いまの人生でまったくその心得がなくても、過去世(かこせ。過去の時代の人生、いわゆる前世)でそういう修行をしたことがあったら、たましいにその経験はきざまれています。
かんたんにいうと「たましいがむかし修業した内容を記憶しているので、練習しなくてもカラダから強い波動がだせてしまう」んです。ウソみたいですがホントに起こります。それどころか、わりとよくあるおはなしです。

こういう場合は、強い波動が常にカラダの外まで出ていることが多いので、本人は気がつきにくいようです。
修行と縁のある意識体やイメージがついていたりすることもあります。修験道の行者だった人なら天狗(てんぐ)、密教のお坊さんだった人には不動明王のイメージ、ヨーガの行者さんだったらヒンドゥーの神様です。
精神学を勉強して「浄化と上昇」がある程度できるようになると、こういうじぶんの過去のたましいのことも、じぶんでわかるようになりますよ。

それにしても、過去に高度な修行を経験していても、いまはサラリーマンや自営業の人がほとんどですから、まったく関係がありませんよね。
それどころか、強い波動をだしてしまっていることが体調不良や仕事のトラブル、運勢が悪い原因になっていたりしますから、この人生で役に立っている感じはしません。
それなのになぜ波動がだせるのか?

その答えは「じぶんのたましいのテーマとその波動には関係があるから」です。「その波動について学ぶ必要があるから」といういいかたをすることもあります。これは、前回おはなしした「家系や血筋で体質を引き継いだ」場合でもおなじです。
波動について学んだ結果どうなるかは、個人のたましいのプログラムの内容によってまったく別々なので「こうなります」とはいえませんが、過去世より高いレベルの能力が身について人生が変化する人もいます。