アインシュタインの相対性理論の登場によって、かつては宇宙を満たしていると考えられたエーテルというものが、物理学の世界では語られることがほとんどなくなりましたが、その波動は存在します。この波動は、地球由来ではないたましいの持ち主にとっては、心地良い、または、不調を改善してくれるようなはたらきを持つことがわかっています。そして、重要なことは、このエーテルという波動によって、何らかの情報伝達が行なわれているらしいと推測できるというところにあります。現行の文明で知られている情報伝達の手段の光を含む電磁波の速度は、光の速度を超えることはありませんが、このエーテルという波動は、その時間と速度の壁を突破するものと考えられるのです。私たちの宇宙は、いまのところビッグバンから、137.7億年が経過した空間的広がりを持つとされていますが、何百光年も先、あるいは何億光年も先の情報にアクセスする道が、このエーテルという名の波動シールによって開かれるかもしれません。その波動を人間の感覚器が感知できることの意味を考えると、宇宙の秘密に近づくはずです。
積 哲夫 記