ヒトはいかにしてカミになるのか(20)

他化自在天と 怨霊になる方法(7)

ここからは、前回までの語りの内容についてシンロジー・ラボが説明していきます。

「他化自在天」とは

「たけじざいてん」と読みます。仏教の用語です。
仏教の 欲界の六天(よっかいのろくてん) のひとつです。

欲界は
<地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人間・六欲天>
の六つを合わせたところなので、欲界の六天といいます。
読み方は
じごく・がき・ちくしょう・あしゅら・にんげん・ろくよくてん
です。

<六欲天>の中はさらに六つの天に分かれていて、そのもっとも高い位のところが「他化自在天」だとされています。
仏教の「天」は、神々や神々に相当する存在がいるところです。
この他化自在天は仏界の魔王も住んでいたといわれる「天」で、「第六天」と呼ばれることもあります。

つまり、欲界は下のような多層構造で、「欲界でいちばんえらいところ」が他化自在天です。

(上の層)
六欲天 ←さらにこの中も六層構造。最上層が「他化自在天」
人間  ←ふつうヒトがいるのはこの層
阿修羅
畜生
餓鬼
地獄
(下の層)